兵庫きのこ研究会

修法ヶ原定点観察会(2007.3.18)

 

今年最初の定点観察会です。

まずはじめに恒例の自己紹介がありました。参加者は21名とまずまずでしたが今年から新たに入会されたS山さん、O田さん、入会希望ののN島さんが来られてフレッシュな顔ぶれでした。

ただ・・・寒いです。気温も平年よりも低いうえに風は強いし、雪も降ってきました。

きのこはというとトガリアミガサタケ、ニガクリタケ、アクニオイタケ似のクヌギタケsp、臭いモリノカレバタケsp、硬いきのこと恒例のメンバーでしたが新顔としてはハルシメジ似のきのこが1個体だけ採取されました。やや奇形だったためなんともいえませんでしたがハルシメジだとすれば修法ヶ原では初記録となります。近くの植物園では発生しているのであってもおかしくはないのですが神戸周辺では以外と発生は少ないきのこです。来月も発生していてくれればと期待したいところですがどうなるものやら・・・。

新入会員のS山さん、今日採取されたトガリアミガサタケを調理のしかたを教えてもらいさっそく家で食べてみたそうです。「美味しかった」との感想です。トガリアミガサタケはもう忘れないでしょうね。(文/買うとく)

 

この時期常連のホコリタケ

(写真/さんじょう氏)

元気のないカワラタケ

(写真/買うとく)

 

きのこを探しています

(写真/買うとく)

 

探しているのはこのキノコ

(写真/さんじょう氏)

 

新入会員のO田さん

(写真/さんじょう氏)

 

チャコブタケ

(写真/さんじょう氏)

 

トガリさらに尖る

(写真/さんじょう氏)

 

マンサクの咲く時期です

(写真/さんじょう氏)

 

2007年3月度 修法ヶ原観察会記録

天候:晴れ時々雪
参加者21名
21種同定

 

和 名

属名

科 名

1

コゲチャクサカレハタケ

モリノカレバタケ属

キシメジ科

2

クヌギタケ属の一種

クヌギタケ属

キシメジ科

3

マツカサキノコモドキ

マツカサキノコモドキ属

キシメジ科

4

ニガクリタケ

クリタケ属

モエギタケ科

5

ハルシメジ?

イッポンシメジ属

イッポンシメジ科

6

チャウロコタケ

キウロコタケ属

ウロコタケ科

7

ヒトクチタケ

ヒトクチタケ属

サルノコシカケ科

8

ツヤウチワタケ

ツヤウチワタケ属

サルノコシカケ科

9

カワラタケ

シロアミタケ属

サルノコシカケ科

10

カイガラタケ

カイガラタケ属

サルノコシカケ科

11

ヒメモグサタケ

ヤケイロタケ属

サルノコシカケ科

12

ツガサルノコシカケ

ツガサルノコシカケ属

サルノコシカケ科

13

ワヒダタケ

ワヒダタケ属

タバコウロコタケ科

14

ツチグリ

ツチグリ属

ツチグリ科

15

ホコリタケ

ホコリタケ属

ホコリタケ科

16

アラゲキクラゲ

キクラゲ属

キクラゲ科

17

ロクショウグサレキン?

ロクショウグサレキン属

ズキンタケ科

18

ツバキキンカクチャワンタケ

ニセキンカクキン属

キンカクキン科

19

フクロシトネタケ

シトネタケ属

ノボリリュウタケ科

20

トガリアミガサタケ

アミガサタケ属

アミガサタケ科

21

チャコブタケ

ヒポキシロン属

クロサイワイタケ科

 

 

 

 

1 コゲチャクサレハタケ Gymnopus impudicus (Fr.) Antonin,Halling & Noordel
 過去にニオイカレバタケと同定されていたキノコ。ヘクソカズラのような独特の臭気と柄が白い微毛に覆われるのが特徴。

2 クヌギタケ属の一種 Mycena sp.      コツブアクニオイタケ(山上仮称) 
 アクニオイタケに似るが匂いが弱いこと胞子の大きさが若干違うことからspとした。

5 ハルシメジ?
 ハルシメジ類のきのこに似るが柄が細い

17 ロクショウグサレキンモドキ?
 
本体が無いため同定しきれず

 

 

 

 

※斜体で記載するキノコ名称は、不明種をspに留めると観察記録上別個体のspと区別出来なくなるため、会員が一時的につけたものです。

 

 

作成 買うとく